本日の決勝大会は、5か月間のトータル成績上位12名で行われました。
予選3回戦を見事勝ち抜いた金城友子さん、仲本健一郎さん、森澄子さん、伊藤淳一さんの4名の方で決勝戦を争うことになりました。
決勝戦は、東家 伊藤さん、南家 金城さん、西家 仲本さん、北家 森さんで始まりました。
まず、東1局は仲本さんの 一四七 3面待ち、立直、平和の2000点から始まりました。
続いて東2局では、親の金城さんが1000オールを和了、次の局では金城さんが先制 147 待ちの立直を打ち、次巡に仲本さんが自風の南をポンしてペン7ソウ聴牌をいれ、その数巡後に森さんから①ー④の追っかけ立直が入りました。
この局は伊藤さんが切った7ソウを金城さんが頭ハネで立直、平和、ドラ2の12000点を和了しました。
次局は、仲本さんが金城さんの連荘阻止の300ー500を和了し自分の親番を持ってきました。
東3局は親の仲本さんがダブ東を仕掛け、立直を打っていた伊藤さんからダブ東、ドラ1の5800をロン和了、さらに次局には、伊藤さんの立直、平和、ドラ1の一-四待ちの立直をかわして、ツモ、ダブ東、ドラ1の4000オールを和了しトップに立ちます。
東3局2本場と東四局は金城さんと仲本さんの一人聴牌で終了し南入しました。
南入時点で、
東家 伊藤さん ▲2100点 南家 金城さん 38500点
西家 仲本さん 48900点 北家 森さん 16700点
伊藤さんはこの南1局の親番で連荘出来ないと厳しい状態です。
南1局では、ドラが九で伊藤さんが早い巡目に、11223②②⑥⑥⑦⑦⑧九の二盃口と七対子ドラ2含み一気に点数を稼げそうな1シャンテンになりました。
しかし引いて来たのは安めの⑤で、ペン3ソウのイーペーコーのみのダマ聴牌を選択し、この局はまさかの4人全員聴牌流局しました。
南1局1本場は金城さんが軽く1000点を森さんから和了し伊藤さんの優勝はかなり厳しい状態となってしまいました。
南2局時点で、
東家 金城さん 38500点 南家 仲本さん 48900点
西家 森さん 16700点 北家 伊藤さん -2100点
南2局は現在2位の金城さんの親番で金城さんはこの親番を生かしてトップとの差詰めたいところです。
親の金城さんの立直、高め一盃口の一-四待ちの先制を打ちました。
この立直に追っかけ立直を打とうとした伊藤さんが、安めの四で2000点の放銃となりました。
南2局1本場では、金城さんが早い巡目でドラの④と八と九のツモリ三暗刻か七引きの一盃口の1シャンテンになりましたが、聴牌になる前に森さんから234の三色確定の 25 待ちの三色ドラ1の満貫確定の立直が入りました。
金城さんは途中に2ソウを掴みましたが、現物の九の対子を冷静に落として降りを選択していたので見事に致命傷となる放銃を回避し、少しでも点数を稼がないと厳しい伊藤さんから出た2ソウを森さんがロンし、立直、三色、一盃口、ドラ1の8000点の和了となりました。
南3局時点で
東家 仲本さん 48900点 南家 森さん 22700点
西家 伊藤さん ▲12100点 北家 金城さん 40500点
南3局は現在トップの仲本さん親番となりました。
この局は7巡目に2位の金城さんからカン8待ちの立直、ドラ1のリーチが入りました。
その2巡後に親の仲本さんに5ソウを切れば⑤と⑦の立直のみのシャンポン聴牌が入るという状態でしたが、ここは放銃のリスクを考えて冷静に降りを選択し①を切りました。
この局は親の仲本さんが降りたので金城さんの一人聴牌でいよいよ最後のオーラスになりました。
最終局オーラス時点では、
東家 森さん 21700点 南家 伊藤さん ▲13100点
西家 金城さん 42500点 北家 仲本さん 47900点
トップと2位の差は5400点差で、供託が1本あるので2600点直撃か1000-2000ツモでトップが入れ替わる状態で、3位の森さんは親番なので和了し続ければいずれトップになるという状態でした。
南4局オーラスはドラが九でスタートしました。
中盤に金城さんが発のポンを仕掛けた時に全員の手牌が
金城さん ④⑤12379白白白 発ポンの状態でホンイツに行くか2600点の直撃を狙うかの1シャンテン
森さん 一三伍七八九九九②③東東白のドラが3枚あり、東を鳴いても、チャンタにもホンイツにも行ける打点十分の絶好の手牌
仲本さん 34466一二三三四伍伍伍のまだ1シャンテンの状態でした。
ここに次巡に絶好の5ソウを引き入れて絶好のダマ平和を聴牌しそのまま森さんから出た5ソウをロンし見事優勝を決めました。
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